P.RHYTHM COURSE GUY JACKET & YOTEI PANTS
今シーズン、新たにウェアを新調した。
ニセコを拠点に活躍する天海洋さん(K2)、廣田鉄平さん(MOSS)等のフィードバックをもとに開発されているドメスティックブランドP.RHYTHM outerwearだ。
山系ブランドとしては比較的価格も安めに設定されているが、作りはとてもしっかりとしていて、ナイロンっぽさが感じられないマットな質感の生地も高級感があってよい。
3レイヤーには、ナイロン89%にストレッチ素材であるスパンデックスが11%と撥水性はもちろんのこと、見た目では想像できないほど伸縮性にも優れていてとても動きやすい。
パウダーや壁などの地形で大きいアクションで滑るスノーサーファーにはうってつけのウェアだ。
P.RHYTHMといえばツートンカラーのSMILE JKTというイメージが先に立つが、私はシンプルカラーが好みなので単色のCORSE GUY JKTをチョイス。
胸元に2つの大きなポケットを配置しており、携帯やカメラなどは余裕ですっぽりと収まる。
内側にも左右2つ、左袖に1つの計5つのポケットがあり収納力抜群だ。
袖のデザインはグローブをINしたときに雪が入りにくいようにないように長めに作られている。
シンボルマークも刺繍でカッコよい。
そして、パンツはビブタイプのYOTEI PANTS。
これは、いろいろな方から「パンツは絶対ビブがオススメだよ」と聞いていて、素直な私はそのまま受け入れた形だが、これが大正解。
まずウェア内への雪の侵入が一切ない。以前はパウダーで派手に転倒すると、ウェアの中に雪が入ってしまい、ウェアを乾かすために休憩を余儀なくされたのだが、ビブパンツではその心配がない。
それからビブパンツは腰から胸あたりを覆ってくれているため暖かい。
寒がりな私にはこれは非常に重要なことで、寒さで凍えてしまっては体も硬くなり滑りに悪影響をおよぼすし、何よりテンションがさがってしまう。
ウエスト部分が常時暖かいというだけでテンションもあがり、クマムシでなくても「あったかいんだからぁ〜🎶」と思わず唄いたくなる。w
またトイレの際にもヒップ部分のジッパーを全開にすることで難なく用をたすとこができる。
ただし、ジッパーの閉め忘れには注意が必要だ。www
ちなみにサイズ感は、168cm、65kgの私は少しユッタリ目に着たかったのでMサイズにしたが、ジャストサイズが好みの人はSサイズで良いと思う。
このP.RHYTHM outerwearをまとって雪の上に立つと、まるで『NISEKO DOWNCHILL』の世界に入りこんだような気分になる…
穏やかな斜面をゆっくりと滑りだし、雪の状態を確かめるように軽いターンをしながら徐々にスピードをあげていく。
やがて程よい斜度になり、スピードが十分に乗ったことを風を切る音で確認する。
雪面の小さなギャップを通り越したのをキッカケにして、一気に体を倒しこみ、深く雪面を切り裂くようなターンの連続。
更にドライブのきいた深いターンをしながら、右手前方に見える大きなウォールに進路をとり、そして一気に駆けあがる。
スピードを保てる限界の高さまで達したとき、テールに自由を与えるように雪面から解放し、そのままテールの意思に任せるようにバランスをとりながら体制を保つ。
やがてテールは満足したかのように雪面に降り、それを足裏で確認すると同時に上体を起こし始め、ゆっくりとウォールを滑り降りる。。。。。
そんなイメージで滑った自分の動画を見るのも、家に帰ってからの楽しみの一つだ。
そして画面に映る現実を直視した私が言葉を失ったのは言うまでもない。。。
【補足】
15-16モデルはPEAKシリーズを除くベーシックラインはすべて生地を変更するようです。