スティーブ・ジョブズの言葉に学ぶ
あなた方の時間は限られています。だから、本意でない人生を生きて時間を無駄にしないでください。
ドグマにとらわれてはいけない。
それは他人の考えに従って生きることと同じです。他人の考えに溺れるあまり、あなた方の内なる声がかき消されないように。
そして何より大事なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。あなた方の心や直感は、自分が本当は何をしたいのかもう知っているはず。
ほかのことは二の次で構わないのです。
米スタンフォード大学の卒業式でのスティーブ・ジョブズの伝説的なスピーチの一節だ。
Steve Jobs SPEECHES 人生を変えるスティーブ・ジョブズ スピーチ ~人生の教訓はすべてここにある~(ゴマブックス)
- 作者: 国際文化研究室
- 出版社/メーカー: ゴマブックス
- 発売日: 2015/02/13
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東日本大震災で日本人のモラルの高さやマナーの良さに世界から賞賛が寄せられたのは記憶に新しい。
交通が麻痺し、駅は長蛇の列となり何時間も静かに待っている日本人のその姿に「未曾有の非常事態にも関わらず、なんであんなに落ち着いていられるのか?」、また流通がストップし物不足で店舗に並ぶ人達を見て「なぜ略奪行為が起こらないのか?」と驚きと感嘆の声が次々と上がった。
「秩序や規律」「我慢や忍耐」「礼儀や協調性」は世界に誇れる日本人の美徳だ。
だが、その国民性ゆえに組織や誰かのために自分を押し殺してしまうことが多々ある。
個よりも集団を重んじる僕ら日本人にとって、スティーブ・ジョブズのスピーチは強烈なメッセージだ。
このスピーチの前段では、『もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか』と毎朝鏡に映る自分に問いかけるようにしていると述べている。
果たして僕は自分の心の声に耳を傾けているだろうか。「本当の自分」と向き合っているだろうか。
ジョブズが言うように僕らの人生は短い。
その限られた自分の人生において、「本当の自分」を大切にしない理由なんてどこにもないのだ。
僕は自分の心の声に耳を傾けてみた。
『あー、仕事したくねーッ!』
「………… 。」
心の声に言葉を失った月曜日の朝。